衝撃の発言がフジテレビの番組審議会で飛び出しました。委員長の田木慶一氏は、「フジの神経そのものが非常におかしい」と力強く批判し、社内のコンプライアンス意識の欠如を指摘しました。この発言は、フジテレビ内部でのセクハラやパワハラの問題が浮き彫りになった中で行われました。
フジテレビでは最近、社員に対して実施されたアンケート調査の結果が報じられました。この調査では、報道局の18%の社員が身体的接触の経験を告白し、セクハラに関する会話や不適切な誘いを受けた割合も高いことが明らかになりました。特に、10人に3人がセクハラ的な会話を経験したと答えており、驚くべき数字が並びました。
田木氏は、特に加害者である中井正博氏を1年半も番組に出演させ続けたことについて、「視聴者に対する裏切り」と述べ、フジテレビの体質がこのような問題を引き起こしていると強調しました。この問題は、フジテレビのトップである港光一社長や日田久取締役相談役にも及ぶものであり、社内の文化や風潮が改善されなければ、同様の事件が繰り返される危険性があると警鐘を鳴らしました。
フジテレビにおけるセクハラの問題は、単なる個人の問題ではなく、組織全体の体質に根ざした深刻な問題であることが示されています。田木氏の発言を受けて、今後のフジテレビの対応が注目される中、視聴者やスポンサーの信頼回復がどのように進むのかが大きな課題となるでしょう。